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平成21年度「夏休み親子自然観察教室」実施報告

夏休み親子自然観察教室

平成2183日と4日の両日に恒例の夏休み親子自然観察教室を開催した。奈義のビカリア化石採集、化石モデリング、大山・蒜山火山の見学、ケイソウ土化石採集などを中心にプログラムを計画した。9家族24名の参加者があり、毎年ほぼ同じ企画ながらリピ-タ-が見られることから参加者にアピ-ルする内容となっていると思わる。当日は天候にも恵まれ、何ら支障なくスケジュ-ル通りに無事終了することができた。
 83日は、岡山を定刻に出発し、昼前には蒜山学舎に到着した。観察教室の説明をして昼食をとり、大山・蒜山火山の見学へ出掛けた。暑いながら雄大な山々を眼前に、日頃考えもしなかった遠く昔の大噴火の歴史を思い浮かべ、地球の営みのスケ-ルの大きさに驚いている様子だった。引き続き蒜山の東に位置する花園のケイソウ土採掘場に向かった。35万年前の湖底堆積物として日本最大の埋蔵量を誇るケイソウ土が産する。暑い日差しが照る中、前日までの雨でぬかるんだ採掘場内を泥まみれになりながらも、時間を忘れ一生懸命に木の葉や実などの化石採集を楽しんでいた。学舎へ戻り休憩後、化石のモデリングを行った。本来なら奈義ビカリアミュ-ジアムの化石採集体験で自分自身により採った化石を材料とするはずであったが、今回3日がミュ-ジアムが休館日のため主催者側が予め用意してあったビカリアやサメの歯をモデリングに使用した。型作りや樹脂の混合など小さな子供には難しい面もあったが、親子が協力して作り上げていく様子はほほえましく思えた。夕食後には、夏の星座や宇宙の話に引き続き、学舎の裏に出て夜空の観望を楽しんだ。薄曇りながら、代表的な夏の星座や人工衛星が移動する様子などを目にすることができた。

 84日は、朝食後に前日作製したモデリングの型を完成させ、樹脂を流し込み化石模型を作り着色したり鎖を付けてキ-ホルダ-などに加工した。この作業は毎年好評で、慣れないながら皆とても楽しそうに取り組んでいた。後片付けの後、奈義ビカリアミュ-ジアムへ寄り館内で1,500万年前に生息していた温暖な海の生物たちの化石展示を見学し、さらに野外で実際の産状を観察することができた。昼食後は、化石採集体験場に移りビカリアなどを実際に採取した。ここでは皆ハンマ-を手に時間の経つのも忘れて夢中で化石を探していた。どの家族も十分な収穫が得られ、化石の同定やいろいろな質問が多く寄せられミュ-ジアムの学芸員とともに対応に追われた。夏の暑い日差しにも負けない子供の大きな活力を感じ入るとともに、参加者の協力により和気あいあいとした楽しい時間を過ごせたことに感謝したい気持ちであった。今後とも、この教室での経験が子供たちにとって、自然のすばらしや不思議に気付き少しでも自然界に対する興味や好奇心を育てる助けになることを願ってやみません。