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自然科学研究所

 自然科学研究所の母体は岡山県真庭郡川上村上福田の蒜山地区に蒜山研究所として1969年に創設されました。 主に、生物、地学、人類考古学等、フィールドサイエンスを中心とした研究を実施することを目的としていました。

 1994年に理科大学内付属機関再編成の結果、現在の形に改組、改名されました。それに伴って旧機器分析センターの教員が新たに参画し、研究拠点が岡山市理大町のキャンパスに移り、それまでの蒜山地区の施設は蒜山分室となりました。
 1996年4月に岡山キャンパス内に加計学園自然植物園が創設され、その研究員が新たに自然科学研究所の兼任研究員として参画しましたが、2001年4月加計学園自然植物園は岡山理科大学自然植物園となり兼任研究員は自然植物園専任となりました。それを機会に自然科学研究所、技術科学研究所、自然植物園の付属施設間で専任教員が再構成され、現在自然科学研究所では地球科学、物理・化学、考古学の3つの部門からなっています。

 各研究部門ではそれぞれの複合領域の研究課題でプロジェクトを推進しています。これらのプロジェクトは学内外の研究者との共同研究を通じて専門分野の研究の発展を図ると同時に、 それぞれの専門に応じて、一般に公開されるシンポジウムあるいは観察会を開催して広く社会に対する自然科学の啓蒙を行っています。

  毎年夏に開催する親子自然観察教室では小学生などの初等教育レベルでの自然観を味わう機会を準備しています。

 1994年:学部学生の教育に関わることが制度化され、専任教員が学部授業を担当するとともに学部学科から卒論生を受け入れ、その卒業研究指導を行っています。また、専任教員は大学院理学研究科に所属し大学院生の研究指導を行い、修士及び博士の学位授与に関わって来ています。

 1997年:研究所は神戸大学大学院自然科学研究科(2007年より理学研究科)の連携大学院構想に加わり、地球科学部門の二名が地球環境科学(2007年より地球惑星システム科学)専攻の人類紀環境講座を担当し、博士課程の大学院生の指導及び学位授与に関わっています。

 2002年:海洋科学技術センター(2004年より海洋研究開発機構)の固体地球統合フロンティア研究システム(IFREE)と自然科学研究所の共同研究がスタートしました。本共同研究に伴って、本学初めてとなるアイソトープ実験施設が建設され、研究活動に利用されています。

 2005年:私立大学高度化推進事業オープン・リサーチ・センター“地球型惑星の物質科学と歴史探究”(平成17年?21年)が自然科学研究所専任研究員と学内からの兼任研究員計15名が参画し自然科学研究所が中心となって申請し採択されました。それに伴って研究を有効かつ効率よく実施するためにオープン・リサーチ・センターの建物(26号館)が建設されました。

1.地球科学部門

 本部門は太陽系地球型惑星の成因とその進化の方向を明らかにしていくことを研究目的として設立されました。専任教員3名と学内外の多くの研究者の協力で進められています。
 本部門では3台の高性能な希ガス質量分析装置を備え、30億年前から数万年前までの広範囲な領域に渡る岩石鉱物のK-Ar及びAr-Ar年代測定を可能にしています。
 日本で最初にレーザー段階加熱法を導入し、複雑な熱史を持つ隕石や初期地球の岩石鉱物の極微少量試料から抽出した希ガス同位体分析を可能にして来ています。また、X線粉末回折装置と熱分析装置、さらに学内の総合機器センターなどに設置されている電子線微小部化学分析装置、カソードルミネッセンス装置および熱ルミネッセンス装置などを使用し地球物質科学的研究体制も整えています。

2.物理・化学部門

 本部門には、一名の専任教員が在籍し、遷移金属カルコゲニド錯体を中心に進めている新規物質の創出を目指した基礎研究と、抗癌剤としてその実用化が期待されている糖連結ポルフィリンとその誘導体の合成を中心とする、医薬品開発を目指した応用研究を二本の柱として研究を展開しています。
 機動性の高い研究所の特性を活かし、広く学内からすぐれた人材を募集して研究を行うと同時に、岡山大学、京都大学、大阪市立大学などの研究者と研究プロジェクトを進行させており、国内外から期待される研究成果を発信しています。

3.考古学部門

 本部門は西日本地方の古代〜近世にかけての生産遺跡(須恵器窯跡・石器製作跡など)や消費遺跡(集落・古墳など)から出土した遺物の自然科学的分析(蛍光X線分析装置など)を行い、どこで生産され消費されたかを推定し、「もの」・「ひと」の移動や交流から古代〜近世の地域社会における文化交流、伝搬を研究しています。
 専任教員1名と学内外の多くの研究者との共同研究によりさまざまな成果をあげています。また、西日本各地の研究者の協力で野外調査(発掘調査など)を実施し、考古学的調査研究による分析資料の収集なども行っています。